この物語は光に出逢うまでとこれからの話。
(若干のフィクションものです。たぶん。)
ーーー11月某日。
いつも通りに目が覚めた、はずだった。
だけど、身体が動かない。
なにかに押しつぶされているかのようだった。
会社に電話をして
なんとか病院へ行く。
そこで告げられたのは
「うつ病の可能性がありますーーーー」
まさか自分がうつ病とは。
何が原因かも自分ではなんとなく分かっていた。
一緒に住んでいた婚約者が急にいなくなったこと。
仕事もうまくいかなくなっていたこと。
趣味の時間が取れなくなっていたこと。・・・etc
色んなことが重なって起きてしまったこと。
それがキャパオーバーしてしまった。
ただそれだけのことだった。
誰にも会いたくなかったし、人のことも信用出来なくなっていた。
音楽なんて聴きたくもなかった。
やめてしまいたかった。
そんな時だった。
時々連絡取らせて貰っていた師匠から一枚の画像が・・・
「これやばくない?」
アイドルとのチェキだった。
師匠が楽しそうにしているものだから僕は興味をもった。
ーーーこれ、なんていうグループですか?
この一言が自分のこれからを変えることになるなんて。
そのときはまだ知らなかったんだ。